【令和4年度】レジデンスアーティスト募集要項

2021年12月15日-2022年2月1日

IWATE AIR/AIR
宮古市民文化会館 令和4年度 三陸AIR(宮古プログラム)事業
レジデンスアーティスト募集要項

三陸AIR(宮古プログラム)は岩手県宮古市(宮古市民文化会館)を拠点にしたアーティスト・イン・レジデンス事業です。舞台芸術(演劇・音楽・ダンス・伝統芸能等)、広く文化芸術や創造的な活動を行うアーティスト・クリエイター・リサーチャー等の創作活動の広義での支援(作品製作、リサーチ、サバティカル等)と、東日本大震災の被災地での創造的な活動を伴う交流人口の創出を目的に開催いたします。
アーティストの方には、一定期間、宮古市に滞在していただき、ご自身の制作活動に加え、滞在中に1回以上の地域交流プログラム等を行っていただきます。なおご希望の方には市内の体験プログラムとして、震災学習ツアー、民族芸能体験、みちのく潮風トレイル体験など地域アクティビティのご提供をいたします。

募集要項

募集対象

国内(宮古市外)在住の文化芸術に関わるアーティスト・クリエイター・リサーチャー等
*劇場を拠点とするため、主に舞台芸術(演劇・音楽・ダンス・伝統芸能等)を想定していますが、広く文化芸術や創造的な活動を行う方の応募も可能です。

募集人数 3組(1組最大2名まで)以内
*1組2名はデュオグループによる応募のほか、共演者・アシスタントのほか、プロデューサー・コーディネーター・制作者・リサーチャー等との同行も可能です。
滞在期間

令和4年8月1日〜3月31日までの7日以上14日以内
*複数回にわたる滞在も可。延14日以内。

滞在場所

宮古市民文化会館ほか、市内の施設等

参加条件

①滞在中の地域交流プログラム等の実施
滞在中、1回以上の地域住民を対象とした地域交流プログラム(アウトリーチ・WS・トークイベント・活動報告会等)の実施が可能なこと。なお、実施内容等は当劇場スタッフと協議の上、決定します。

②レポートの提出
プログラム終了後、体験レポート(写真を交えてA4用紙2枚以上)を提出できること。
なおレポートは宮古市民文化会館やIWATE AIR/AIRのWEBサイト等で公開いたします。

③インタビュー等への協力
プログラム中、活動やインタビュー動画の撮影への協力や出演が可能であること。
なお動画はプログラム終了後にYoutube等で公開いたします。

支援内容

①交通費
居住地から本市までの往復交通費2回分(2名の場合は4回分)
現地交通費は含みません。ご希望必要に応じて車にてスタッフがアテンドいたします。

②宿泊費
本市内の一軒家を提供いたします。滞在可能な部屋は3部屋あります。
(なお上記の部屋とは別に管理人として1名劇場スタッフが滞在する場合があります。)

③創作活動場所の提供
宮古市民文化会館または学校等の空き教室などを提供いたします。

④滞在活動費
1組あたり5万円(税込)をお支払いします。
(なおこちらには参加条件の1回分の地域交流プログラム経費を含みます。)

⑤その他、滞在活動のサポート
ご希望に応じて、当館のスタッフが地域コーディネーターとして滞在製作活動やリサーチ等の活動をサポートいたします。

オプションプログラム

希望者を対象とした滞在中のオプションプログラムを準備しております。なお詳細は採択後に決定いたします。

①地域アクティビティ
宮古市での地域アクティビティとして震災学習ツアー、民族芸能体験、みちのく潮風トレイル体験などをご提供します。なお地域アクティビティに係る経費(ツアーや講師謝金等)を当館が負担いたします。

②地域交流プログラム(追加実施時)
アウトリーチやワークショップ等の地域交流プログラムを追加実施する場合、その実施回数に制限はありませんが、最大5回(参加条件の1回を含まず)を上限に、謝金をお支払いいたします。謝金額は、1名の場合は1回3万円の15万円(税込)、2名の場合は1回4万円の20万円(税込)をお支払いいたします。なお追加実施の内容については協議の上、決定いたします。(滞在期間や時期、内容によっては実施できない場合もございます。)

③発表・ショーイング等の実施
滞在中に宮古市民文化会館等で市民への発表・ショーイング等を開催する場合は、本館を並び主催としていただき、会場費(付帯設備費)、会館のテクニカルスタッフ(舞台・音響・照明)3名3日間、上演補助費として20万円(税込)を提供いたします。なおチラシ制作を含めた広報・票券管理等も当館にて行います。また宮古市民文化会館以外の会場で開催する場合、上演補助費は他会場の会場費等(付帯設備費)を差し引いた額となります。入場料等を徴収する場合は、協議の上、入場料収入の30%を本館に収めていただきます。

地域アクティビティ

希望者を対象とした宮古市でのアクティビティを準備しております。下記の基本4プログラム以外にも必要に応じて、地域アクティビティを企画し、ご提案いたします。

①震災学習・防災ツアー(学ぶ防災)
■所要時間:約2時間〜3時間程度(中心市街地からの移動時間を含む)
東日本大震災の震災遺構や防潮堤を訪ねながら、当日の状況や防災について学ぶツアーです。宮古市田老地区は縦と横に広がる防波堤があり、昔から津波災害の防災に取り組んできた町でした。東日本大震災ではその防波堤が壊され、町は壊滅。震災から10年たってなお残る自然の脅威を学ぶことができます。

②本州最東端ツアー(みちのく潮風トレイル/三陸ジオパーク)
■所要時間:約4時間〜約6時間程度(中心市街地からの移動時間を含む)
本州最東端を有する宮古市。重茂半島にある魹ヶ崎灯台が本州最東端の地となります。三陸特有のリアス地形を肌で感じる灯台への道のりは、みちのく潮風トレイルのルートにもなっており、森・海といった自然を目一杯体感することができます。終着地では三陸の絶景を体験することができます。

③浄土ヶ浜・山王岩・崎山貝塚縄文ミュージアムツアー(みちのく潮風トレイル/三陸ジオパーク)
■所要時間:約4時間〜約6時間程度(中心市街地からの移動時間を含む)
宮古市は17のジオポイントを有する自然環境豊かな地です。中でも浄土ヶ浜は、三陸復興国立公園にある三陸を代表する景勝地で、岩手県有数の観光名所です。また近くには三陸でも圧巻の奇岩景観である山王岩や国指定史跡崎山貝塚から出土した遺物や貝塚と出会える縄文ミュージアムなどをご案内します。

④郷土芸能体験・リサーチ
■所要時間:数時間から数日まで
三陸地域には数多くの郷土芸能があり、宮古市にも30を超える芸能が伝承されております。鹿踊りや神楽、さんさ、剣舞といったさまざま種類がある郷土芸能が伝承される地域を訪ねることができます。希望に応じて、鑑賞や体験やリサーチなどのコーディネートいたします。ただし時期によっては鑑賞や体験等が難しい場合もございますので、あらかじめご了承ください。

その他の事項

・新型コロナウイルス感染症の感染状況や緊急事態宣言発出や措置等の発令により、延期・中止等になる場合がございますので、予めご了承願います。
・著作権|本プログラムで制作された作品の著作権はアーティストに帰属します。当団体が製作する媒体や記録等は当団体に帰属します。なお本事業内で制作した作品や活動を発表する際の広報物に協力として「宮古市民文化会館(NPO法人いわてアートサポートセンター)」のクレジット表記、もしくはロゴマークの掲載をお願いいたします。
・経費|支援内容以外の経費は原則としてアーティストのご負担となります。
・保険|滞在期間中の保険等はアーティストでのご加入となります。(旅行保険等を推奨)
・同行|対象アーティスト以外の同伴者を伴う場合は、必ず事前に相談してください。
・記録|本事業の活動や作品に関する記録(写真・動画)を行いますので、予めご了承ください。
・広報|当館で行う広報(SNS含む)、報道機関からの取材等について、可能な範囲でご協力をお願いいたします。

応募について

①募集期間
令和3年12月15日(水)〜 令和4年2月1日(火)

②応募条件
対象及び参加条件に加え、下記の点を満たすことを応募の条件といたします。
・本事業の趣旨と内容を理解の上、滞在や制作に関わる規約を順守し、プログラムに関する協議などスタッフとのコミュニケーションが図れること。
・年齢20歳以上で、心身ともに健康で、日々の食事の準備、洗濯、掃除など、個人の生活に関わる身の周り管理を自身で手配できること。
・三陸地域やその歴史・文化等に関心があり、滞在中、地域住民等との交流活動を行う意欲があること。

応募方法

お名前、ご自身の活動内容などを当館指定のグーグルフォームにご記入ください。

*ご応募いただいた方には3営業日以内に受付完了確認のメールをお送りいたします。メールが届かない場合は宮古市民文化会館までお問合せください。

選考方法

お申し込みいただいた内容に基づき選考します。選考の過程でZOOMによる面談をさせていただく場合があります。

お問合せ

応募前のご不明、ご質問は下記の連絡先にお問合せください。

宮古市民文化会館 MIYAKO A.I.R.係
TEL:0193-63-2511 / MAIL:bunkakaikan★iwate-arts-miyako.jp
(★を@に変えて送信してください)