SUNRISE THEATER project

2023年7月-9月

朝陽は登る。舞台に、音に、身体に

本州で一番最初に日が昇る宮古市で、新しく立ち上がる《舞台》を内外に発信していくプロジェクトです。
今年度は「音楽」「演劇」「ダンス」の3作品を上演し、地域の新しい舞台芸術へ関心を高めていくことを目的に実施します。

SUNRISE MUSIC

弦楽アンサンブルが市内施設をキャラバンバスで巡りながらコンサートを行います。最後には本格的なクラシックコンサートを本館大ホールにて行います。

コンサートキャラバンPLUS
アウトリーチコンサート 7月26日(水)〜28日(金)
田老公民館、川井小学校
ホールコンサート 7月29日(土) 14:00開演
宮古市民文化会館 大ホール


いわてフィルハーモニー・オーケストラ

岩手を中心としたプロの演奏家たちによるオーケストラ。
東日本大震災後、被災地からの支援要請を受け、「いわてフィルハーモニー」を組織しオーケストラ鑑賞教室を開催。県北沿岸被災地域の子供たちや被災者2,500名に演奏を届けた。また文化庁「文化芸術体験事業」・文部科学省「復興教育支援事業」、復興支援チャリティ公演など岩手県初のプロ集団として活動を展開している。ウィーン・フィル音楽復興祈念賞などの支援により、定期演奏会を開催。近年は大阪交響楽団や日本フィルハーモニー交響楽団とのコラボレーション企画も実施している。

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SUNRISE DRAMA

演劇部が一つもない宮古市で一夏だけの演劇部を本館に設置。キャスト・スタッフを現役高校生から公募し、宮古市と盛岡市で発表公演を行います。

劇場演劇部
宮古公演 8月11日(金・祝) 14:00開演
宮古市民文化会館 中ホール
盛岡公演 8月13日(日) 14:00開演
風のスタジオ


穴迫信一

劇作家・演出家。ブルーエゴナク代表。北九州を拠点に全国各地に滞在しながら作品を製作。市場や都市モノレールなど劇場以外での演目も多数製作している。リリックを組み込んだ戯曲と、発語や構成に渡り音楽的要素を用いた演出手法をもとに<個人のささやかさ>に焦点を当てながら世界のあり方を見出そうとする作風が特徴。桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。セゾン文化財団セゾン・フェローⅠ。THEATRE E9 KYOTOアソシエイトアーティスト。
<撮影:岩原俊一>



金子未弥
神奈川県生まれ。2017 年多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。「人の記憶も都市を構成する要素であるならば」という考えのもと、人々の記憶にもとづいた都市をテーマにした作品を発表している。主にインスタレーションや公開制作という手法を用いて、参加者の記憶や経験を辿るワークショップを行い、実在しない都市の姿を顕在化させるなど多様な手法で都市を追求した作品を発表している。KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション 準グランプリ受賞。主な展示として3331 GALLERY #044 3331 ART FAIRrecommended artists 金子未弥 個展「未発見の小惑星観測所」、3331 Arts Chiyoda(東京,2022)、KYOTOSTEAM 2022 国際アートコンペティション,京都市京セラ美術館 (京都,2022)他
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SUNRISE DANCE

伊藤キムとその分身たち=ダミーズが語り合い戯れ合う中で「本物」や「真実」の不思議なありようが舞台上に展開されます。伊藤キムになりきって動いてみる公募ワークショップも実施します。

ダミーズ
日時 9月10日(日)  13:30時開演
会場 宮古市民文化会館 大ホール


伊藤キム

ダンサー・演出家・振付家|伊藤キム&GERO 主宰
87年舞踏家・古川あんずに師事。95年「伊藤キム+輝く未来」結成。96年フランス・バニョレ国際振付賞、02年第一回朝日舞台芸術賞・寺山修司賞、08年横浜文化賞奨励賞。05年にバックパックを背負って半年間の世界一周の旅に出る。おやじが踊って給仕する「おやじカフェ」のプロデュースや、小中高校生との作品も多い。15年「伊藤キム&GERO」結成。伊藤キムの作風はダンスや演劇など表現分野の枠に縛られず、作品ごとに方向性がどんどん変わるのが特徴で、劇場に限らずギャラリーや屋外、時には学校などにも展開し、瀬戸内国際芸術祭など国内外の芸術祭にも多数参加している。

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