滞在REPORT|SUNRISE AIR 私道かぴ

2024年4月10日

みなさんこんにちは!

令和6年度がはじまりましたね。
今年も楽しい催事を盛り沢山で準備しておりますので、引き続き宮古市民文化会館をよろしくお願いいたします!

今年度の催事については、【プロジェクト】をご覧ください(⊙▽⊙)

 

さてさて、今回は令和5年度の3組目のレジデンス・アーティストである私道かぴさんの滞在成果公演について書かせていただきます。

レジデンス・アーティストは14日間宮古市に滞在することができます。
14日間一気に滞在する方もいれば、前期後期と日程を分ける方など様々ですが、
私道さんは12月にリサーチやワークショップで11日間、3月に発表公演を含めて3日間というスケジュールでの滞在となりました。

☞かぴさんの前期滞在の様子はこちら

地域の方々にお話を聞いて、脚本を執筆されるかぴさんは、宮古市でもたくさんの方々にお話を伺いました。
エピソードは当初10本程度の予定でしたが、書きあげたのはなんと16本Σ(・▽・)!!

さらにコラム3本を合わせると、総文字数は約25,000字!!!
衝撃の文字数に職員は感嘆するばかりでした。

 

そんな超大作をひっさげて後期滞在の初日は、12月にお話を伺った方へのご挨拶から始まりました。
エピソードをまとめた冊子をお渡しし、
コーヒーをご馳走になりながら地域のお話や近況を伺ったり、
ひっつみや手作りプリンに舌鼓をうったりと充実した時間となりました。(満腹旅)

 

2日目はイーストピアみやこにて来場者とエピソードを読む「読みあうつどい」を開催しました。
かぴさんが一つひとつのあらすじや裏話をお話しし、来場された方の投票で読みあうエピソードを決めました。

円になって一文ずつ順番に読み進めると、
漢字の読み方を教え合ったり、感想を伝えあったりと和気あいあいとした雰囲気となりました。

 

3日目宮古市民文化会館での「聞きあうつどい」は、みやこ市民劇ファクトリーの5名の方にご出演いただき朗読という形での発表でした。

客席の後方には全てのエピソードを展示し、開演までの時間をお楽しみいただきました。

前日の「読みあうつどい」とは異なり、ショーアップされた朗読会は前日の和やかな雰囲気とはまた一味違った発表となりました。

 

かぴさんが書き上げたエピソードは1810年から2100年までの様々な年代、語り手はヒトであったりモノであったりとバラエティー豊か
史料として残らないけれど、そこに存在していたであろう宮古の声が描かれています。

ご興味ある方は宮古市民文化会館中ホールロビーの絵本の広場にて、
エピソードをまとめた冊子を配架いたしますので是非お越しください!

 

アーティスト・イン・レジデンスの事業のご報告は【IWATE AIR/AIR】のページでもご紹介しています。
ご興味ある方はぜひこちらもチェックしてみてください!

 

令和6年度はどのようなアーティストたちがいらっしゃるのか…お楽しみに!