【令和8年度】レジデンスアーティスト募集要項
岩手・宮古で滞在制作をするアーティストを募集しています
ある日の午後、記憶を失った謎の生き物は、道を歩き続けていた。
歩き続けるうちにすれ違う誰かしらを型取り、姿を変えて人々のなかに紛れようとした。
漂流と滞在と移動は、土地の形、人々の一面、住むところ、それらの表面をすくいとる。
紛れても違いは浮くのだ。そうして移動は再開する。
宮古に到着したとき、最初に山と森と海が近い。どのように住める場所を作ったか、土地の形質について簡単に伝えられたことを思い出します。滞在場所は斜面の上の方にありました。たとえば坂道は写真や映像には映りにくい。でも、そこを歩いた人の身体は覚えている。そんなことをとっかかりにして、滞在の中で体験したこと、出会いや会話、考えたことなどを普遍性で置き換えてフィクションにしてみたとき、語りの効能が身体的に作用するか試みたいと思います。
この演目は、謎の生き物の語りと、必死に擬態した場で聞こえてくる言葉が流れる景色のように交錯していくもので、音声作品は散歩したり、自室で寝転んだり、自宅の縁側で座りながらも楽しめるものとなる予定です。
本企画は音声で楽しむオーディオドラマ作品と、それに付随して実際の会場で鑑賞する朗読劇上演の二本立ての企画となります。
音声作品(オーディオドラマ)は音だけで楽しんでいただく劇になります。
お使いのP Cやスマートフォン機器上で再生していただくことにより、自宅でも屋外でも場所を選ばず視聴が可能です。視聴開始に合わせて鑑賞のしおりも配信いたします。ご参照ください。
実際の会場(シネマ・デ・アエル)での上演の前後や、都合の良いタイミングで鑑賞いただくことで、物語をより味わっていただくことができます。
※2026年2月配信予定(チケット購入者全員に配信)
小野と松岡によるオーディオドラマ作品の紹介・視聴会と制作過程にまつわるトーク。
観客の皆さんを交えて上演+音声作品の感想交換会を開催します。
| 日時 | 2026年2月14日(土)13:30開演 *30分前開場 |
| 会場 | シネマ・デ・アエル 〒027-0089 岩手県宮古市本町2−2 |
| 入場料 |
前売 500円 当日1,000円 共通券800円 ▶︎プレイガイド |
| お問合せ |
宮古市民文化会館 |
| チラシ |
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小野と松岡 「小野と松岡」は小野晃太朗と松岡大貴のセット。 小野は福島生まれ、宮城育ち。2020年『ねー』で第19回AAF戯曲賞大賞を受賞。2025年『ひとえに』にて第69回岸田國士戯曲賞最終候補。戯曲の多声性を用いて現在の物語を編み上げ「生存術としての劇作」を試行する。 松岡は東京生まれ、埼玉育ち。豊岡演劇祭プロデューサー/コーディネーター。公立文化施設の事業担当、2020年「豊岡演劇祭」の立ち上げに参加。2022年よりプロデューサー。小野作品の共同創作者。プロデューサー、ドラマトゥルクを経て、『ひとえに』ではいっしょに考える人となる。 小野と松岡では、鑑賞者・観客の戯曲体験への接続を目的とした、上演・ライブパフォーマンス・音声作品などの制作を行う。 |