こども舞台芸術体験

2025年4月-2026年3月

「観る」では劇場での芸術鑑賞を。
「体験」では学校等へ芸術家を派遣して芸術体験を。
「創る」では作品作りや発表会作りを。
宮古市内すべてのこどもたちが芸術文化に触れる機会、参加する機会を提供します。

鑑賞

小学校低学年団体鑑賞(1〜3年)

演目 野木青依「おしゃべりマリンバ」
実施日 2025年12月5日(金)


野木 青依

マリンバ奏者/アーティスト
11歳からマリンバ演奏を始める。桐朋学園大学音楽学部卒業後、2018年8月メルボルンにて第5回全豪マリンバコンクール第3位と新曲課題における最優秀演奏賞受賞。マリンバと街を歩く「マリンバ・ネリネリ」シリーズ、お店や個人宅にマリンバと滞在する「マリンバさんのお引越し」、服を楽譜として読み解く「ファッションを演奏する」、さんぽチームとして「すみだのかたち」等を発表。きくために演奏し、音にきいてもらえるよう演奏する。

小学校高学年団体鑑賞(4〜6年)

演目 わらび座「イーハトーブシアター 真昼の星めぐり」the Musical
実施日 2025年11月28日(金)




わらび座
1951年、東京で創立。2年後、民謡の宝庫と呼ばれる秋田県仙北市に根を下ろし、70 年以上民俗芸能の研鑽を重ねながら、ミュ-ジカルや歌舞を生かしたノンバ-バルステ-ジ祭シアタ-など、多彩な表現で、人々の心の糧、生きる力となる舞台創造を続けてきました。
本拠地「あきた芸術村」のわらび劇場でのオリジナル・ミュ-ジカル常設公演をスタ-トして30年。現在、あきた芸術村および全国各地で年間約600回公演。海外ではアメリカ、ヨーロッパ、アジア、ブラジルなど16カ国で公演し、国際文化交流に貢献しています。
1970年代半ば以降、わらび座を訪れる修学旅行が急増。ソーラン節の踊り体験や農作業体験など、わらび座修学旅行は「人間と出会う旅」と評され、毎年1万人以上の子どもたちがあきた芸術村を訪れています。

中学校団体鑑賞(1〜3年)

演目 演劇で見る古典文学「山月記」
実施日 2025年12月12日(金)


小菅紘史|Hiroshi Kosuge
1981年、東京生まれ。舞台俳優。大学から演劇活動をはじめる。音楽家・中川裕貴とのユニットでは、音と身体による交感を軸に、屋内野外を問わず、さまざまな場所でのパフォーマンスを行なっている。趣味の登山や伝統芸能の型起こしなどを通して、余力のある身体づくりと余白のある関係性を具体化できる技術を模索し、古武術や介護などの身体操法を取り入れた演劇のワークショップも行なっている。2024年より、鳥の劇場に参加。

中川裕貴|Yuki Nakagawa
1986年生まれ、三重/京都在住の音楽家。チェロを独学で学び、そこから独自の作曲、演奏活動を行う。人間の「声」に最も近いとも言われる「チェロ」という楽器を使用しながら、同時にチェロを打楽器のように使用する特殊奏法や自作の弓を使用した演奏を行う。音楽以外の表現形式との交流も長く、様々な団体やアーティスト(烏丸ストロークロック、森村泰昌、渡邉尚など)への音楽提供や共同パフォーマンスも継続して行っている。また2022年からは音楽家・日野浩志郎とのDUOプロジェクト「KAKUHAN」がスタートしている。近年のコンサート作品として、「ここでひくことについて(2019)」@京都芸術センター、「アウト、セーフ、フレーム(2020)」@ロームシアター京都サウスホール(ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム“KIPPU”)、「弓耳(ゆはず)(2024)」@ロームシアター京都ノースホールなどがある。同志社大学工学部情報システムデザイン学科卒業。京都市立芸術大学大学院音楽研究科修了(音楽学)。令和6年度京都市芸術文化特別奨励者。https://www.yukinakagawa.info/

高等学校芸術鑑賞(1〜3年)

演目 リュウカツチュウ「琉球舞踊と琉球古典音楽」
実施日 2025年12月17日(水)


リュウカツチュウ

沖縄にいなくても、伝統に触れる場所をつくりたい。そんな想いから芸術文化活動が制限された202010 月感染症流行(コロナ)の真っ只中より、活動を開始。沖縄県内外で三線、琉球舞踊、琉球箏はじめ伝統 芸能の舞台活動に取り組むメンバーで「 海だけじゃない首里城だけじゃない、沖縄の宝もの。消えてなく なりそうだった、カタチのない宝もの 」をコンセプトに伝統芸能をはぐくむ私たちの目線から沖縄を発信、 伝統芸能の実演活動に取り組みます。

体験

芸術家派遣事業

希望する学校等にアーティスト・イン・レジデンス事業に参加するアーティストを派遣し、クラス単位でワークショップ型の芸術体験授業を行います。ぜひお気軽にお問合せください。
詳細はこちら

実施時期 2025年7月〜2026年3月
派遣先 宮古市・下閉伊地区内各種学校、部活動など

創作

ジュニア・カンパニー
鑑賞や体験を通じてより深く音楽や演劇を学びたい児童・生徒を対象に、通年での学習と創作環境を提供します。詳細はこちら

こども劇団みやこデイジー 小中学生を対象とした小中学生向けの演劇教室です。会館を訪れる演出家や振付家・ダンサーのワークショップなどを行いながら、絵本を元にした作品やオリジナルの物語を公演しています。


 


講師 小笠原景子
釜石市出身・在住。脚本、演出家。2015年に釜石市で自身が代表を務める「劇団もしょこむ」を旗揚げ。年1回の劇団公演のほか、個人でも県内の朗読劇などに多数出演。「こども劇団みやこデイジー」では2020年から講師を務めている。
ジュニア・アンサンブルみやこ 弦楽器の盛んな宮古市で、多くのこどもたちに弦楽器に触れてもらうために創設。当館芸術監督の寺崎巖が指導に当たるほか、会館を訪れるプロのクラシック音楽家によるクリニックなどを行います。


講師 寺崎巖
ヴァイオリンを故梅村功二、故板谷英紀、久保良治各氏に師事。1995年ドイツ演奏旅行、2003年東京芸術劇場にて指揮デビュー、2006年ドイツ・イタリア演奏旅行、2010年岩手県芸術選奨受賞、2012年岩手県教育表彰、2015年~大阪交響楽団を指揮(4回)、2021年、2022年日本フィルハーモニー交響楽団を指揮。
現在、日本弦楽指導者協会理事、宮古市民文化会館芸術監督、いわてフィルハーモニー・オーケストラ代表・指揮者。

劇場演劇部
普段出会うことのないアーティストと一緒にモノをつくる、演じるのプロセスを考えることのできる部活的事業です。詳細は後日発表

実施期間 2025年7月〜11月


穴迫信一

劇作家・演出家。ブルーエゴナク代表。北九州を拠点に全国各地に滞在しながら作品を製作。市場や都市モノレールなど劇場以外での演目も多数製作している。リリックを組み込んだ戯曲と、発語や構成に渡り音楽的要素を用いた演出手法が特徴。近年の創作テーマとして「現在の生を乗りこえるための死と未来ついて」を掲げ、悠久の時間をそこにある多くの死とともに語るべく作品を制作する。セゾン文化財団セゾン・フェローⅠ。THEATRE E9 KYOTOアソシエイトアーティスト。