多様な「言葉」の専門家と出会う演劇講座
[ 戯曲をかいてみよう ]

2020年7月3日-8月15日

ゼロからはじめる中高生のための演劇シリーズは過去2年にわたり、「鑑賞」「体験」「創造」を一連のプログラムとして、市内の中高生を対象に演劇文化に触れるプログラムを開催してきました。
今年度は新たに初めての試みとして、劇作家と[出会う]体験と自分たちで[作る]体験をオンラインで開催します!今回の講座はお芝居作りに欠かせない[戯曲]を作ってみるプログラムです。脚本や台本と同じ意味を持つ戯曲を、様々な[言葉]の専門家とともに創作します。

プログラム

第一回目|7月3日 (金) 19:00〜20:30
『ことばと私』講師:穴迫信一
戯曲を描くための第一歩として自分の「ことば」を探します。自分の中からエピソードを見つけて、イメージを膨らませながら、作文の様に一人語り(モノローグ)を書いてみます。


第二回目|7月10日 (金) 19:00〜20:30
『ことばと誰か』講師:穴迫信一、池田亮
劇作家・池田亮をゲストに、自分らしい言葉(セリフ)の探し方や引き出し方について、そのポイントを伺います。後半は課題作品を発表しながら、「誰か」を登場させることで、新たなアプローチを探します。


第三回目|7月11日 (土) 19:00〜20:30
『ことばの音』講師:穴迫信一、KOPERU
ラッパーのKOPERUをゲストに、歌詞の作り方などのポイントを伺いながら、言葉と音(やリズム)との関係について考えます。後半は、音から言葉を引き出すモノローグ作りに挑戦します。


第四回目|7月17日 (金) 19:00〜20:30
『ことばと物語』講師:穴迫信一、月亭太遊
落語家の月亭太遊さんをゲストに、落語から物語づくりのヒントを探します。キーワードやテーマを元にした即興的な物語づくりの方法から、自分のモノローグのテーマを元に、短いオリジナルストーリーを創作します。


第五回目|8月13日 (木) 19:00〜20:30
『続・ことばと誰か』講師:穴迫信一、工藤玲音
歌人・俳人の工藤玲音さんをゲストに、ことばを選択していくためのポイントを伺います。各自がここまでに書き上げた短い戯曲(物語)の声に出しながら、言葉がどう他者に伝わるかを想像し、最後のブラッシュアップを行います。


第六回目|8月15日 (土)  14:00〜16:00
『リーディング発表』講師:穴迫信一、木之瀬雅貴ほか
この講座で生まれた短編戯曲を俳優がリーディング形式で発表します。また戯曲の中から1、2作品のリーディングを配信します。

参加方法

ビデオアプリ【ZOOM】を使用して実施します。
おうちで受講する⇨お持ちのスマートフォンやタブレット・カメラ機能付きのパソコンから受講できます。*事前にアプリのダウンロードをお願いいたします。
会館で受講する⇨会館所有のパソコンから受講できます。受講日に会館へお越し下さい。

対象

岩手県内の中学生・高校生

定員

定員:10名(先着順)

申込

こちらからお申込いただき、必要事項を記入後・送信後、宮古市民文化会館から確認のメールをお送りします。
*会館からのメールはお申込みいただいてから1週間以内にお送りいたします。届かない場合はお手数おかけしますが、会館までご連絡ください。
参加費:1500円*入金については後日ご連絡いたします。
応募締切:6月25日(木) 6月30日(火)まで延長 付は終了いたしました。
チラシ:ゼロからはじめる中高生のための演劇クラス

お問合せ先

宮古市民文化会館 (〒027-0023 岩手県宮古市磯鶏沖2-22)
TEL:0193-63-2511 FAX:0193-64-5445

講師

ファシリテーター・メイン講師


穴迫信一(あなさこしんいち)
1990年生。劇作家・演出家。ブルーエゴナク代表。北九州を拠点に全国各地に滞在しながら作品を製作。市場や都市モノレールなど劇場以外での演目も多数製作。リリック(叙情詩)を組み込んだ戯曲とビート感の高い演出手法が特徴。2018年度ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム “KIPPU” 選出。2020年度セゾン文化財団セゾン・フェローΙ。〈撮影 岩原俊一〉
ゲスト講師


池田亮(いけだりょう)
舞台・美術・映像を作る団体「ゆうめい」代表。脚本・演出から俳優、彫刻から模型、小道具から大道具、映像まで様々手掛ける。2019年にMITAKA“Next”Selection 20thにて『姿』を上演TV bros.『ステージ・オブ・ザ・イヤー2019』に選出。近年では『ウマ娘』『チャレンジ1ねんせい』『天才てれびくんhello,』やYouTubeチャンネルなどの映像脚本も担う



KOPERU(こぺる)
2009年には20歳以下が参加できるMCバトルイベント・B-BOY PARK UNDER20 MCバトルにて17歳という若さで優勝。同年のENTER MC BATTLEや、2010年のR-Festa 2010 R-MIC BATTLE under20等でも優勝を重ねて徐々に知名度を上げていく。2014年12月にはKEN THE 390主宰レーベル・DREAM BOYより、1stソロ・アルバム『大阪キッド』を発売。現在梅田サイファー、ソロ活動など活発的に活動中



月亭太遊(つきていたいゆう)
上方の新作派落語家。1984年生。大分県出身。高校卒業後、九州から関西へ。漫才師としてネタを作りはじめる。26歳で落語家に転身。様々な地域に住み込んでの活動や、京都の銭湯での寄席、アートやラップとのコラボレーション、映画や演劇への出演など活動は多岐に渡る。自粛期間中は毎日新作落語を作りYouTubeで発表。現在は大分県在住。



工藤玲音(くどうれいん)
1994年生まれ。盛岡市出身在住。会社員をしながら俳句、短歌、随筆を執筆。コスモス短歌会所属。俳句結社樹氷同人。著書に『わたしを空腹にしないほうがいい』(booknerd)、『うたうおばけ』(書肆侃侃房)。高校時代は盛岡三高文芸部に所属。俳句、短歌、詩、小説、随筆、戯曲、児童文学の全ジャンルに取り組む。現在は同高校文芸部の非常勤顧問も務める。Twittwer @0in9d



木之瀬雅貴(きのせまさき)
1993年3月31日生まれ。鹿児島県出身、京都府在住。
京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)舞台芸術学科 第5期卒業。
在学中に自身が主宰するコントユニット〈Massachusetts〉を結成。二度の単独ライブを行う。
また俳優としても活動し、2014年にはKUNIO11『ハムレット』(演出:杉原邦生)にてタイトルロール・ハムレット役を演じる。主な近年の出演作にKUNIO14『水の駅』、ブルーエゴナク『sad』(演出:穴迫信一)など。
2020年より、Massachusettsの活動を再開。






井上向日葵(いのうえひまわり)
1997 静岡県出身。2019 京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)舞台芸術学科卒業。 大学入学を機に俳優活動を開始して以降、京都・東京を拠点に、演劇作品、ダンス作品、MV、ラジオドラマ 等で幅広く活動している。主な出演に『Fools speak while wise men listen (作・演出:村川拓也)、江古田のガールズ『極楽』(作・演出:山崎洋平)、花柄ランタン『それでイン・da・湯』MVKUNIO14『水の駅』KUNIO15『グリークス』(演出・美術:杉原邦生)などがある。

*8月15日に講師を予定されていた折舘早紀さんは都合により降板となりました。


主催:特定非営利活動法人いわてアートサポートセンター
(R2年度|ARTS for U18・ゼロからはじめる中高生のための演劇クラス)
企画・製作:宮古市民文化会館