朗読劇「あの日から〜加奈子〜」

2021年2月20日(土)

震災からまもなく10年、忘れてはいけないことがある

小説に人の命が救えなくても、人の心はすくえるかもしれない。
文学と演劇が融合した「朗読劇」がもつれた感情を解きほぐす。

帰りたい、故郷へ。どんなに姿が変わっていても、明日を諦めない人がいる。故郷を取り戻したい人がいる…
「あたしは何をしているんだ…あたしは何をしたいんだ」
加奈子は靴を脱いで、浜を歩いた。足元に、半ば砂に埋もれた写真立てがあった。砂を掘って取り上げる。父母と子どもの写真だった。父親が男の子を抱き、母親が寄り添っている。縁側に座った三人は、加奈子を見つめて微笑んでいた。加奈子の目から涙があふれた。


 震災への鎮魂をこめた岩手の作家による短編小説中「あの日から」に収録された「加奈子」(作・平谷美樹)。アナウンサーと県内各地から集まった俳優たちによる珠玉の朗読劇。劇中歌と効果音楽は宮古在住の作曲家「ハル」が書き下ろす。

出演

江端平三郎
(IBC岩手放送アナウンサー)
1968年生まれ。富山県氷見市出身。IBCニュースエコー(月〜水)を担当。2004年度アノンシスト賞、テレビ読み・ナレーション部門優秀賞。
終戦70年特別企画「戦没農民兵士の手紙」、「動物哀歌」、「高橋克彦百物語」、IBCアナウンサーによる朗読劇「朗読カフェの不思議な一日」などの朗読劇に出演。
長谷川拳杜
(IBC岩手放送アナウンサー)
紫波町出身。毎週土曜朝9時25分からのテレビ番組「じゃじゃじゃTV」や毎週金曜昼12時35分からのラジオ番組「ワイドステーション」などを担当。二戸市民文士劇や朗読劇「高橋克彦百物語」などに出演。
山井真帆
(二戸演劇協会the雲人・二戸市民文士劇実行委員会)
一戸市出身。二戸演劇協会雲人の定期公演や二戸市民文士劇に出演。2016年からは劇団赤い風への客演等盛岡にも演劇活動の場を広げている。
【意気込み】
今回朗読劇公演が行えること、その作品に参加できることに感謝し、精一杯努めたいと思います。
小笠原景子
(釜石・劇団もしょこむ)
釜石市出身。2015年に劇団もしょこむを旗揚げ。「平行螺旋」「ON AIR」「華とワカメとヒーロースーツ」など。
【意気込み】
朗読劇は初めてですが、朗読こそが私の演劇活動の原点です。足を引っ張らないように精一杯頑張ります。
久保綾愛
(盛岡・劇団赤い風)
盛岡市出身。久慈市の高校卒業。「2020年高橋克彦百物語」に一般公募で参加。劇団赤い風新人。
【意気込み】
表現の楽しさと難しさを痛感し、これが何よりのドーパミンになっています。基礎も技術もまだまだですが芝居への熱意は負けません。精一杯頑張ります。

公演情報

宮古公演
日時 2021年2月20日(土)14:00開演(45分前開場)
会場 大ホール
チケットについて 予約制・前売り1,000円(当日1,200円)
プレイガイド 宮古市民文化会館/釜石市民ホールTETTO/リラパークこなり/マリンコープDORA/かんの書店本店/宮古市役所職員生協
予約方法 TEL、メールにて「お名前」「お電話番号」「ご住所」をお知らせいただくか、予約フォームよりお申し込みください。
*新型コロナウイルス感染防止対策のため、複数名様でのご予約の際は、お手数ですが、おひとりさま毎の連絡先をお知らせください。
釜石公演
詳細はこちら
*終演後、原作者・平谷美樹さんによるアフタートークがございます。

両公演のお問い合わせ

特定非営利活動法人いわてアートサポートセンター
TEL:019-604-9020
MAIL:kaze@iwate-arts.jp

[ スタッフ ]
作/平谷美樹
脚色/中村一二三、坂田裕一
演出/坂田裕一
作曲/ハル
照明/工藤雅弘
音響操作/刈谷千帆子
演出助手/目黒千恵子
コーディネーター/東海林千秋


主催:特定非営利活動法人いわてアートサポートセンター(令和2年度NPO等による復興支援事業)
共催:釜石市民ホール(釜石公演)